七五三 5歳の男の子 着物の着付け
男の子が5歳になると、碁盤の上に立たせて、初めて袴をはかせる「袴着の儀式」が行われていました。
幼児から童子への成長を祝う儀式です。
平安時代には女の子も袴をはいていたので、男女ともに行われていましたが、江戸時代には武家の男児のお祝いになりました。
- 着物(晴れ着)
紋付きの羽二重の絹織物が正装になります。色無地か熨斗目模様が基本です。 - 袴
羽織に合わせて、黒や紺、茶色の無地や縞柄の仙台平(せんだいひら)などを合わせます。ここは男児らしくかっこよく。 - 羽織と羽織紐
羽織の色や生地は着物に合わせます。男児らしく勇ましい柄のものが多いようです。鷹や兜、、武者などが描かれたものですね。羽織には紐がついていますが、この羽織の紐も正装では白が基本です。
- 長襦袢
- 半衿
- 角帯
- 懐刀
小さな守り刀ですが、武家の男子を意味します。もちろんにせものでOKです。(・_・;)
- 扇子
扇子は暑いから使うのではなく、末広がりの意味の縁起物として手に持たせます。扇子も正式には白が基本です。
- 足袋
足袋も白い足袋が正式なもの。
- 雪駄(せった)
雪駄は草履の底に皮を張ったもの。雪駄の鼻緒も白が基本です。
Originally posted 2015-11-12 06:22:23.